妹が友達から宝塚のDVDを借りてきたので見ました
ベルサイユのバラ〜マリー・アントワネットとフェルゼン〜
何故オスカル、アンドレを借りてこないのか
だけど宝塚初めて観ました・・・腹抱えて笑った(いい意味で)


宝塚、それは愛に始まり、愛に終わる。正確には人は死ぬ、花は散る、だけど愛は永遠だ!愛があればいい!愛のために!愛あればイッツオーライ!!!!!!の精神で観客を魅了し、とにかく愛〜それは〜を繰り返し、いつの間にか終わっていた(黙れ)ベルバラにとって愛、それは理由である。登場人物がみな愛のために行動をおこす。民衆が暴動をおこそうが何をしようが愛があれば、愛ゆえにで全てが片付いてゆく。ココは笑うところじゃないと知っていても笑える。とにかく初めから笑える。宝塚は夢の国。夢の国には2つの選択肢しかない。それに浸るか笑いとばすかの。池田先生が書いた絵の前に立ち主役3人が歌う。とにかく愛〜それは〜と歌い続ける。愛〜、愛〜、愛〜。わかったちゅーの!宝塚の人の話し方はご/き/げ/ん/よ/う/・・・すげー!!!何その話し方!!!やっとそれに慣れたかと思ったら突然回想シーンに入る。マリー14歳。だけどどう見ても10代には見えない(当たり前だ)そして回想が終わりメルシー伯爵はマリーのためにフェルゼンにどっか逝けというのだ!そしてフェルゼンはどっかに逝く!それは何故か・・・愛のためだ!!離れることが愛なのだ!愛のためにフェルゼンはマリーの元から去ってゆく。そしてマリーは愛しているからこそフェルゼンとお別れをする。だけど魂はフェルゼンのものなのである・・・愛だね。ここまでバカバカしく書いておいて最後には妹と2人で感動する宝塚マジック。宝塚的な愛が繰り返し、繰り返し波のように押し寄せ完璧に麻痺してしまう。もう愛であればなんでもいい。みそ汁がいつのまにかおしるこになるかのごとく甘い世界に酔いしれる。愛さえあれば死ぬことですら美しい。愛のために生き、愛のために死んでゆく。愛、それは全てなのである。ベルバラにとってもこの世の中であっても。

↑なんというレポートw
フェルゼン役の湖月わたるさんがよかった。もちろんマリー役の白羽ゆりさんもよかったけど。
フェルゼンのたくましさがよく表現されてたなー。女なのにカッコええ